世界最大の自動車市場、中国において、18ヵ国・地域のメーカー1千社以上が参加し、100万人以上の来場者を見込み、世界初公開となる113車種を含む約1400台が展示されている。
今回のショーの目玉は、電気自動車を始めとした新エネルギー車である。というのも、中国では環境汚染が深刻化しており、中国政府が新エネルギー車に補助金を出すなど環境対策に力を入れているからである。
中国は、世界第2位である米国の自動車販売台数の約1.6倍という巨大市場である。...
全部読む
世界最大の自動車市場、中国において、18ヵ国・地域のメーカー1千社以上が参加し、100万人以上の来場者を見込み、世界初公開となる113車種を含む約1400台が展示されている。
今回のショーの目玉は、電気自動車を始めとした新エネルギー車である。というのも、中国では環境汚染が深刻化しており、中国政府が新エネルギー車に補助金を出すなど環境対策に力を入れているからである。
中国は、世界第2位である米国の自動車販売台数の約1.6倍という巨大市場である。2016年、中国の自動車販売台数は2802万台と前年比13.7%増加し過去最高を更新し、2017年もさらに販売台数が増加する見通しである。
中国市場の国別のシェアーを見ると、中国40%、ドイツ20%弱、日本約15%となっている。また、2016年、日本車のメーカー別販売台数ランキングは、日産が135.5万台で1位、ホンダが124.6万台で2位、トヨタが121.4万台で3位となっている。
今回のショーに、日産自動車は小型スポーツ多目的車(SUV)「キックス」を展示し、ホンダはプラグインハイブリッド車を展示している。
また、トヨタ自動車は、中国国内に水素ステーションを新設し、燃料電池車(FCV)「ミライ」の実証実験を2017年10月から行うことを表明し、高級ブランド「レクサス」のSUV「NX」を初公開している。
一方、中国メーカーでは、上海汽車がEV車「ROEWE」を出展している。この車は、1回の充電で約500km走行可能で、フロントガラスに交通情報や道路マップを表示できるといった機能を備えている。
閉じる