打上げには、次世代の運搬ロケット「長征7号」を使用し、天舟1号を上空380kmの軌道に載せ、天宮2号(宇宙ステーションの実験船)とのドッキングを行う予定である。長征7号は、中国初のデジタルロケットで、積載量13.5トン、全長53mである。
中国は、2022年までに独自の宇宙ステーション計画を完成させ、2030年までに米露と並ぶ「宇宙強国」入りを目指している。
2003年、中国は、初めて有人宇宙飛行を成功させてから急速に宇宙開発を推し進めている。...
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打上げには、次世代の運搬ロケット「長征7号」を使用し、天舟1号を上空380kmの軌道に載せ、天宮2号(宇宙ステーションの実験船)とのドッキングを行う予定である。長征7号は、中国初のデジタルロケットで、積載量13.5トン、全長53mである。
中国は、2022年までに独自の宇宙ステーション計画を完成させ、2030年までに米露と並ぶ「宇宙強国」入りを目指している。
2003年、中国は、初めて有人宇宙飛行を成功させてから急速に宇宙開発を推し進めている。中国の宇宙開発予算は、世界第1位である米国の年間約390億USドル(日本円で4兆2430億円)に次ぐ2位で年間約110億USドル(日本円で1兆1970億円)である。
2018年には中国は、月の裏側に探査機を着陸させ、2020年頃火星へも探査機を送り込むことを計画している。
また、中国が宇宙開発を急ぐ背景には、中国は世界中に軍事行動を拡大させるという目的があるからである。
そのために、まず衛星を打上げ、中国独自の測位衛星航法システム(GPSシステム)を構築し、2020年までに全地球型測位衛星航法システムの完成を目指している。
事実、2016年、世界で最も多くのロケットを打ち上げたのは中国と米国で、両国共に年間22回の打上げを行なった。
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