4月24日、トランプ大統領はホワイトハウスで、国連安全保障理事15ヵ国の大使と会談を行い、「北朝鮮の現状維持は許されない」とした上で、「安全保障理事会は北朝鮮の核開発、弾道ミサイルプログラムに対して、より強力な追加制裁を発動する用意を整えておく必要がある」と述べた。
また、米国のヘイリー国連大使はNBCの番組で先制空爆は検討されているかとの質問に対し、「金正恩委員長がその理由を与えるまで行わない」とした上で「北朝鮮が軍事拠点の攻撃や大陸間弾道ミサイル発射などを行えば、空爆に踏み切る可能性がある」との考えを示した。...
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4月24日、トランプ大統領はホワイトハウスで、国連安全保障理事15ヵ国の大使と会談を行い、「北朝鮮の現状維持は許されない」とした上で、「安全保障理事会は北朝鮮の核開発、弾道ミサイルプログラムに対して、より強力な追加制裁を発動する用意を整えておく必要がある」と述べた。
また、米国のヘイリー国連大使はNBCの番組で先制空爆は検討されているかとの質問に対し、「金正恩委員長がその理由を与えるまで行わない」とした上で「北朝鮮が軍事拠点の攻撃や大陸間弾道ミサイル発射などを行えば、空爆に踏み切る可能性がある」との考えを示した。
一方、米軍は原子力空母に加え、2年ぶりに原子力潜水艦「ミシガン」が4月25日、釜山(プサン)に入港した。ミシガンは、オハイオ級原子力潜水艦で乗員150人、全長170m、全幅13m、排水量1万8千トンを誇る世界最大の潜水艦で、150発余りの射程距離1600kmの巡航ミサイル「トマホーク」を搭載している。
おそらく、この潜水艦配備の主目的は、北朝鮮から米国、日本等への弾道ミサイルや大陸間弾道ミサイルを迎撃することを念頭に配備したものと考えられる。
なぜなら、北朝鮮が日本等へミサイル攻撃を行った場合、ある標的に対し1度に同時に多数のミサイル攻撃を仕掛けられた時、日本はまずイージス艦からの迎撃ミサイルで対応し、さらにPAC3で弾道ミサイルを撃ち落とすことを想定しているものと考えるが、「それだけでは対応仕切れないケースがある」と軍事専門家が指摘しているからである。
また、北朝鮮は、4月24日、労働党や朝鮮人民軍の幹部を召集して中央報告大会を開催し、新型大陸弾道弾、核兵器等で米国本土を狙う準備は整っているとして関係諸国を威嚇した。
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