爆破事件は、マンチェスター大聖堂の近くの欧州最大の屋内競技場マンチェスターアリーナ(収容人数2万1千人)で発生した。
また、爆発は、容疑者が持ち込んだ手製の爆発物によるもので、爆発物には殺傷力を高めるため金属片が混入されていた。
当時、米人気歌手アリアナ・グランデさんのコンサートが行われており、爆発は、コンサート終了直後、マンチェスターアリーナのマンチェスタービクトリア駅方面への出口付近のチケット売り場近くで起きた。...
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爆破事件は、マンチェスター大聖堂の近くの欧州最大の屋内競技場マンチェスターアリーナ(収容人数2万1千人)で発生した。
また、爆発は、容疑者が持ち込んだ手製の爆発物によるもので、爆発物には殺傷力を高めるため金属片が混入されていた。
当時、米人気歌手アリアナ・グランデさんのコンサートが行われており、爆発は、コンサート終了直後、マンチェスターアリーナのマンチェスタービクトリア駅方面への出口付近のチケット売り場近くで起きた。
警察は、自爆テロの実行犯は、サルマン・アベディ、22才の男性で、両親はリビア出身、1994年マンチェスター生まれ、マンチェスター育ちの英国籍者であると発表した。
関係筋によると、アベディ容疑者は最近、過激な思想に傾倒しており、テロ実行犯に資金援助していると指摘されていた地元のモスクに出入りしていたとのことである。
現在、捜査当局は、単独犯なのか、イスラム過激組織アルカイダやイスラム国が関与した組織犯罪なのかを調査中である。
メイ英首相は、「マンチェスターと英国の人々が、冷淡なテロ攻撃の被害に遭ったのは、今や疑いの余地がない。」と述べ、「この攻撃は、無防備な若者を標的にしたものだ」と強く非難し、「容疑者は以前、治安当局が把握していた人物の可能性がある」との声明を出した。
近年、欧州では、2015年11月のパリ同時多発テロ事件、2016年3月のベルギー連続テロ事件、2016年12月のベルリン・クリスマスマーケット・トラック突入事件など、欧州各国でテロ事件が頻繁に発生している。
今回の爆破事件を受けて、英国政府は、テロ警戒レベルを最高レベルに引き上げた。
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