特に、アフリカの人口増加が顕著であり、出生率が4.7人と、世界で最も出生率が低いヨーロッパの1.6人の約3倍に達する。
国連の報告書によると、出生率は、1990年ー1995年の約3.0から、2010年ー2015年は約2.5、2045年ー2050年は約2.2、2095年ー2100年は約2.0と漸減していくものの、平均寿命の伸びにより、年間約8千3百万人の人口増加が予測されている。...
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特に、アフリカの人口増加が顕著であり、出生率が4.7人と、世界で最も出生率が低いヨーロッパの1.6人の約3倍に達する。
国連の報告書によると、出生率は、1990年ー1995年の約3.0から、2010年ー2015年は約2.5、2045年ー2050年は約2.2、2095年ー2100年は約2.0と漸減していくものの、平均寿命の伸びにより、年間約8千3百万人の人口増加が予測されている。
世界全体の平均寿命は、2015ー2020年の71.9歳から、2095年ー2100年には、82.6歳に伸びる見通しである。
また、国別では、2050年までの人口増加(最大で23.8億人)のうち、インド3.94億人、ナイジェリア2.16億人、パキスタン1.21億人、コンゴ1.18億人、エチオピア0.89億人、タンザニア0.84億人、米国0.67億人、インドネシア0.65億人、ウガンダ0.63億人の人口増加が見込まれており、人口増加数の上記9ヵ国の占める割合は、約51%と半数を超える。
さらに、26ヵ国のアフリカ地域の人口は、2050年には、現在の人口の少なくとも2倍になると予想している。
加えて、高齢化も進み、60歳以上の人口は、現在の9.62億人から、2050年には、2倍以上の21億人、2100年には、3倍以上の31億人に増加するとしている。
一方、現在世界NO.1の人口を有する中国は、2024年頃に、インドに追い越されると予測している。
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