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自動運転車向けシートコンセプト「AI17」、日本初公開
世界最大手の米自動車シートメーカーアディエントは、7月18日、レベル3、4の自動運転システム搭載車に向けたシートコンセプト「AI17」を日本初公開した。
「AI17」は、メルセデス・ベンツ「Sクラス」程度の居住空間を備えるモデルを想定してデザインされたものである。「AI17」の最大の特徴は、ドアを開けると、フロントシートが最大70度まで旋回して、乗員を出迎え、そのまま反転して運転ポジションに戻る機能である。また、車体外側のアームレストに収まるコントロールモジュールにより、タッチパネルで、細やかなシートポジション調整が下記4モードの中から選択することができる。...
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「AI17」は、メルセデス・ベンツ「Sクラス」程度の居住空間を備えるモデルを想定してデザインされたものである。「AI17」の最大の特徴は、ドアを開けると、フロントシートが最大70度まで旋回して、乗員を出迎え、そのまま反転して運転ポジションに戻る機能である。また、車体外側のアームレストに収まるコントロールモジュールにより、タッチパネルで、細やかなシートポジション調整が下記4モードの中から選択することができる。
1.通常の運転姿勢をとるドライブモード、2.リクライニングして快適性を高めたリラックスモード、3.乗降時にシートが回転して、乗降性を高めたエンター/イグジットモード、4.フロントシート双方が内側に15度旋回して、前席に座った人同士の会話が楽しめるコンバースモードである。
さらに、リラックスモード選択時には、小型テーブルが自動でセットされ、ヘッドレストは、前後左右の4方向に調整できる。一方、リアシートは、最大45度のリクライニングとともに、オットマン(足置き台)機能を備えており、快適性を高めている。
また、リアシート後方のセンタークッションは、カップホルダーとして利用できるほか、せり上げることで、アームレストとして使用することも可能である。さらに、後部座席に座った人同士のプライバシーを守るためのシェードも用意されている。加えて、リアシートを跳ね上げて、荷物を後部座席のフット部分に置くこともできるように設計されている。
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