タオカフェとは、アリババグループが、1990年代生まれの若い世代をターゲットとして企画した、雑貨や土産物の買い物はもちろん、メニューから好きな食べ物を注文して食事することができる無人販売店である。また、アリババグループのノベルティーグッズや、フェスティバル出店企業が制作した記念品も販売されている。
タオカフェは、顔認証や自動決済(アリペイ)などのアリババグループのAIとデータ技術を駆使して、無人化を実現した。...
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タオカフェとは、アリババグループが、1990年代生まれの若い世代をターゲットとして企画した、雑貨や土産物の買い物はもちろん、メニューから好きな食べ物を注文して食事することができる無人販売店である。また、アリババグループのノベルティーグッズや、フェスティバル出店企業が制作した記念品も販売されている。
タオカフェは、顔認証や自動決済(アリペイ)などのアリババグループのAIとデータ技術を駆使して、無人化を実現した。実際、専用ゲートを通過するだけ(現金支払やスマートフォンでの決済は不要)で、自動決済が実行され、利用者は、会計のため、レジに並ぶことなく、買物が楽しめる。
ただし、初回来店時、利用者は、「タオバオ」のスマートフォンアプリを使用して、入場認証コードを獲得し、データの使用許諾書、プライバシーポリシー、アリペイでの決済などの契約を締結しなければならない。初回登録後は、好きなものを選んで買い物をしたり(非接触型の無線タグを使用)、飲食品は、レジに、音声により、話しかけることにより注文を行なって(音声認識機能を使用)購入し、専用ゲートを通過するだけである。
また、専用ゲートは、二重ドアとなっており、最初のドアは、利用者のチェックアウトを感知して、自動で開き、数秒で自動決済を行った後、最後のドアが開き、決済した金額がアナウンスされ、店を出る。
今回、採算度外視のコンセプト店だからこそできる手法ではあるが、近未来の無人販売店舗の将来像を示せた点では、大きな第一歩ではないかと考えられる。
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