【Globali】
トランプ、日米貿易不均衡に不満
来日中のトランプ米大統領は、経済関係者を前に演説し、米国の対日貿易不均衡に不満を述べた。自動車も例に挙げ、日本が勝ち続けている状況だが、“双方に利益となるよう友好的”に解決したいと述べ、“インド・太平洋貿易・投資枠組み”への意欲も示した。
11月5日付
『AP通信』は「トランプ、日米貿易不均衡に不満」との見出しで以下のように報道している。
日本訪問中に起きたテキサスの教会銃撃事件への全面支援を約束したトランプ大統領は、東京で行われた企業関係者が参加した会議で演説し、日米は(米国が脱退を表明した)TPP協定以上に「これまでにないほどの貿易関係」を築く事が出来るだろうと述べた。反対意見があろうともいずれ私が「正しい」と証明されるだろうと述べた。...
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11月5日付
『AP通信』は「トランプ、日米貿易不均衡に不満」との見出しで以下のように報道している。
日本訪問中に起きたテキサスの教会銃撃事件への全面支援を約束したトランプ大統領は、東京で行われた企業関係者が参加した会議で演説し、日米は(米国が脱退を表明した)TPP協定以上に「これまでにないほどの貿易関係」を築く事が出来るだろうと述べた。反対意見があろうともいずれ私が「正しい」と証明されるだろうと述べた。
また米国が苦しんだ日本との「大きな貿易赤字」の解消を望むとし、「日本産の自動車は米国で売られている一方、米国産の自動車は日本で殆ど売られていない。この不均衡の是正を友好関係を保ちつつ交渉していきたい」と述べた。
同日付『ロイター通信』は「友好的なやり方で“双方にとって利益のある”貿易交渉を進める:トランプ」との見出しで以下のように報道している。
トランプ大統領は、日本が対米貿易で勝ち続けている事を責めた上で、“日本と友好的な手段で不均衡の是正を進める“と述べた。日米貿易不均衡に関し、「我々はもっとやらなければならない。米国は長年に渡り日本との貿易赤字に苦しんできた。」とし、”インド太平洋貿易“枠組みは、オバマ前大統領が進めたTPPより貿易を拡大できるとした。またトランプ氏は、米国を日本にとり、「雇用、投資先、企業の成長の点で最も魅力的な国にしたい。」、「自由で相互利益のある貿易を望む。」、「TPPは解決策ではない。反対もあろうが、貿易を拡大し、状況を好転させたい」等と述べている。
米財務省によると、昨年日本は対米貿易で69兆ドルの黒字。
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