【Globali】
心臓病や膀胱癌と砂糖との関連性を示す研究を隠す、米砂糖業界欧米で大流行し、日本でも根強い人気がある「低脂肪ダイエット」。実は1960年代に、ハーバード大学の研究者らが「砂糖と脂肪の心臓病への影響」に関する研究結果として、砂糖ではなく脂肪が悪者であるという発表を行い、以来、今日まで低脂肪ダイエットが流行している。ところが当時、米国の砂糖業界が、ハーバード大学の研究者らに資金提供し、砂糖業界にとって都合の良いように、心臓病は砂糖ではなく脂肪が原因だという調査結果を発表させていたことが、2016年に、カリフォルニア大学の研究者の調査によって明らかになった。
今回、カルフォルニア大学の研究者たちは、米国の砂糖研究財団(SRF)の内部文書を調べ、砂糖業界による裏工作が他にもあったという事実を、PLOS Biology誌で報告している。
内部文書を調べた結果、約50年前、砂糖研究財団(SRF)は心臓の健康と砂糖の関係性を調べるため、動物実験に資金を提供していたことが判明。そして、砂糖が冠状動脈性心疾患や膀胱癌と関連している可能性を実験結果として示唆されると、その結果が公表される前に財団はそのプロジェクトを終了させたというのだ。...
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