【Globali】
ディズニーが21世紀FOXの映像事業を買収へ(2017/12/13)
米国メディアによると、ウォルト・ディスニーが映画大手の21世紀FOXの映像エンターテイメント事業を買収すると見られ木曜にも合意に達すると報道されている。買収額は約600億ドル(約6兆7千億円)で、ディズニーは映像コンテンツの強化などを狙う一方、21世紀FOXは、地上テレビの「FOXニュース」やケーブル事業の継続拡大を図る見込み。21世紀FOXが数社と協議交渉を重ねていた間、株価は3ヶ月で30%上昇していた。
12月12日付英国
『BBC』は「ディスニーが21世紀FOXの事業を600億で買収へ」との見出しで以下のように報道している。
先月から買収交渉は行われてきたが、合意にはなかなか達しなかったようだ。NBCを傘下にもつコムキャストが月曜に買収競合から撤退したため、ディズニーが最有力企業となった。フィナンシャルタイムズは、買収金額の交渉は火曜も継続中だと報道、CNBCは両社は木曜の発表に向け最終局面にあると報道している。...
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12月12日付英国
『BBC』は「ディスニーが21世紀FOXの事業を600億で買収へ」との見出しで以下のように報道している。
先月から買収交渉は行われてきたが、合意にはなかなか達しなかったようだ。NBCを傘下にもつコムキャストが月曜に買収競合から撤退したため、ディズニーが最有力企業となった。フィナンシャルタイムズは、買収金額の交渉は火曜も継続中だと報道、CNBCは両社は木曜の発表に向け最終局面にあると報道している。マードックは過去5年間メディア事業の拡大の野望を持っていたため、この決定に多くのコメンテータは驚きを口にしている。マードック家は、ディスニーとの契約を望み、映像コンテンツ強化での親和性やの法的規制の面でもハードルは低いという。ディズニーが買収する事業は、映画スタジオや英国、欧州、アジア向けスカイやスターチャンネルなどの衛星放送事業で、FXやNational Geographicケーブルチャンネル、22の地方スポーツ局、Huluストリーミング事業の持ち株も含まれる。「アバタ―」や「デッドプール」また「シンプトンズ」などヒット作品もディズニー所有となる。
一方、FOXやケーブル局のニュースやスポーツ番組はマードック側が続投する。
火曜ディズニー株は0.5%上昇、一方FOX株は1%の上昇。FOX株は過去3ヶ月で30%強上昇。
同日付米国『ビジネス・インサイダー』は「ディスニーと21世紀FOXの資産買収は木曜との報道」との見出しで以下のように報道している。
21世紀FOXがエンターテイメント事業をディスニーに売却するとの報道で、両社の株価は高騰した。12日のディスニー株は0.18%上昇、FOX株は0.53%上昇。CNBCの報道によると、FOXは2部に解体され、600億ドルのエンターテイメントやテレビ事業をディズニーに譲るが、ケーブルニュース事業は続ける見込み。
ここ数カ月売却先として数社の名前が挙がっていたため、FOX株はここ数カ月で34%上昇、コムキャストとディズニーが有力と見られていたが、月曜にコムキャストが手を引いたためディスニーが残ったという。最終合意額はまだ不明。
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