中国浙江省に本拠を置く3Dプリンター新興企業である「MAKE X」社は、クラウドファンディングサイトに同社3番目となる小型で軽量な3Dプリンター「MIGO」を出品している。(既に調達目標金額は達成済)
「MIGO」は、シングルヘッドのFDM(フューズド・デポジション・モデリングと言いフィラメント状の樹脂であるABSやPLAを熱で溶かしながらノズルで押し出し一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式)のデスクトップ3Dプリンターである。
このFDM方式は低価格の3Dプリンターでは主流となっている。
「MIGO」は造形物の大きさにより下記の2タイプが用意されている。...
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「MIGO」は、シングルヘッドのFDM(フューズド・デポジション・モデリングと言いフィラメント状の樹脂であるABSやPLAを熱で溶かしながらノズルで押し出し一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式)のデスクトップ3Dプリンターである。
このFDM方式は低価格の3Dプリンターでは主流となっている。
「MIGO」は造形物の大きさにより下記の2タイプが用意されている。標準タイプの「MIGO」は100X120X100ミリの造形物作成用(本体サイズは155X195X270ミリ)で、大型の「MIGO L」(本体サイズは185X235X325ミリ)は150X150X150ミリの造形物作成用である。
「MIGO」の最大の特徴は、ヘッドを500mw(ミリワット:レーザーの明るさを表す単位)のレーザー刻印ヘッド(オプション)に取り替えば、木材や革、プラスチック等に刻印を施すことができることである。
また、オートレベリング機能(ヘッドの水平調整を自動的に行なう機能)が付いており、クリアランス(間隔)調整や傾き補正をする必要がない。
さらに、WIFI通信機能を搭載しており、スマートフォンによる遠隔操作等ができる。
「MIGO」はアルミ製で重さは2.5キロ(標準タイプ)、積層ピッチは40~500μm(マイクロメートル)、造形速度は100ミリ/秒~200ミリ/秒である。
尚、本体価格は早期割引価格で149USドル(日本円で1万6,900円)(標準タイプのベーシック機能のみ)である。
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