【Globali】
ドゥテルテ比大統領、市民の身分証に大統領自身の顔写真を載せ不評を買う【米・フィリピンメディア】(2017/12/14)ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が推し進める、麻薬撲滅政策やイスラム過激派との戦闘のために敷いた戒厳令は、とかく国内外で物議を醸している。そしてこの程、フィリピン議会が戒厳令について、来年末まで更に1年延長することを賛成多数で議決したことから、一般市民より高い支持を得ている麻薬撲滅政策と同様、同大統領にとって追い風となろう。しかし、フィリピン移住労働者(海外出稼ぎ労働者)に発行される身分証明書(IDカード)に、大統領自身の顔写真を掲載することになったことから、やり過ぎとの非難の声が上がっている。この思わぬ不評への挽回措置のためか、新たな大統領府通達で、12月26日(クリスマスデー祝日の翌日)及び1月2日(ニューイアーズデー祝日の翌日)を200万人余りの公務員の休日とすることを決定し、取敢えず味方を増やす方策に出ている。
12月14日付米『ユーラシア・レビュー』ニュースサイト:「フィリピンのIDカードにドゥテルテ大統領顔写真が掲載され不評」
この度新たに発行されるフィリピン移住労働者のIDカードに、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の顔写真、それもIDカート保有者の写真と同サイズのものが掲載されることになった。 これについて“フィリピン移住・移動労働者擁護の司教委員会”代表であるルペルト・サントス司教らは、本来大統領の署名の掲載のみで十分であるのに、大統領の自己宣伝に使われようとしていると非難している。...
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