【Globali】
プーチン大統領の次期大統領選;有権者の無関心と副市長職時代の元上司息女の立候補が頭痛の種(?)【米・ロシアメディア】12月8日付Globali「プーチン大統領;平昌冬季大会からの排除通告、米大統領のイスラエル擁護の一方的決定、及び来春の大統領選出馬それぞれについての対応」の中で触れたとおり、ウラジーミル・プーチン大統領は12月6日、長い間の沈黙を破って、漸く来春の大統領選への再出馬を宣言した。目下、プーチン政権が懸念するのは、大統領選への有権者の関心が高くないことである。これは穿った見方をすれば、日本政府も気になるところである。何故なら、プーチン・安倍両首脳の度重なる会談で焦点があてられた北方領土返還問題の進捗について、同大統領が次期選挙で圧倒的な支持を得られないとなると、プーチン氏としても日本が期待するような決定ができなくなる恐れがあるからである。更に、プーチン氏にとってやっかいなのは、かつてサンクトペテルブルク市副市長時代の上司であった元市長の息女が大統領選に出馬すると表明したことである。これまで多くの政敵を葬り去ったプーチン氏にとって、思いもよらない対抗馬の出現で、反プーチン勢力が勢いづくことが新たな頭痛の種になるのではないかとみられる。
12月15日付米『AP通信』:「プーチン大統領、次期大統領選での圧倒的勝利を期待するも、有権者の無関心を懸念」
ロシア議会は12月15日、次期大統領選の投票日を来年の3月18日とすることを決めた。大方の予想は、ウラジーミル・プーチン大統領(65歳)の再選であるが、一方で有権者の無関心が広がっていることが懸念されている。 2012年の前回選挙時、投票率は65%でそのうちほぼ64%の人がプーチン氏を支持した。...
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