|
|
|
|
【Globali】
米国防長官、北朝鮮のミサイルにアメリカ本土を攻撃する脅威はまだないと発言(2017/12/18)
『ロイター』や 『CNN』をはじめとする各国の英文メディアは、アメリカのジェームス・マティス国防長官が、北朝鮮が先月末に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関して、アメリカ本土を攻撃する能力はまだ無いと発言したことを報じている。
マティス氏は平壌の動きと核兵器やその他ミサイルの動向を注視していると付け加え、「我々は依然として科学捜査をして分析を行っており、それにはしばらく時間がかかる。」と述べた。
北朝鮮は先月28日に大陸間弾道ミサイル「火星15」を発射しており、このミサイルに搭載された核弾頭はアメリカ全土に届くほどの飛距離であることを誇示していた。マティス氏はこの直後、北朝鮮が世界のいたるところを標的にしたミサイルの開発に従事していることを明らかにしたと指摘し、アメリカへ脅威をもたらす努力を継続していると述べていた。...
全部読む
マティス氏は平壌の動きと核兵器やその他ミサイルの動向を注視していると付け加え、「我々は依然として科学捜査をして分析を行っており、それにはしばらく時間がかかる。」と述べた。
北朝鮮は先月28日に大陸間弾道ミサイル「火星15」を発射しており、このミサイルに搭載された核弾頭はアメリカ全土に届くほどの飛距離であることを誇示していた。マティス氏はこの直後、北朝鮮が世界のいたるところを標的にしたミサイルの開発に従事していることを明らかにしたと指摘し、アメリカへ脅威をもたらす努力を継続していると述べていた。
しかしアメリカのシンクタンクの一つであるアトランティック・カウンシル(大西洋評議会)の元上級研究員パトリック・オーレイリー氏によると「火星15の能力について大変疑問が残る」と述べ、「安定性、耐熱性、振動や大気圏再突入の際の耐久性などミサイルとして必要な要素がいくつか欠けている。」と分析している。また、アメリカの航空宇宙の専門家によれば、「北朝鮮がICBMに関して提示している情報はとても強引な根拠のない思い込みである」とした上で、「本当の脅威と分析するにはなすべきことがまだ多くある」と述べた。
マティス氏はレックス・ティラーソン国務長官が現在行なっている交渉を指して、アメリカとしては外交努力が現時点での糸口であり、武力交渉は二の次であることを指摘した。マティス氏は「外交努力が続く」と明言している。
閉じる
その他の最新記事
|
|