既報どおり、プーチン大統領は、強敵と思われたナワルニー野党々首の立候補届けを無効化したことで安堵していた。しかし、これに関して米国がロシア政府を批判したことから、同大統領は、ナワルニー候補を支援することで米国がロシア大統領選に不当に介入しようとしていると非難した。
1月12日付米
『ユーラシア・レビュー』誌:「プーチン大統領、米国がナワルニー野党候補を裏で支援と非難」
ウラジーミル・プーチン大統領は1月11日、テレビの討論番組に出演して、米国が不当にロシア大統領選に介入していると非難した。
同大統領によると、ロシア国内法で立候補が認められなかったアレクセイ・ナワルニー野党々首について、米国が根拠のない批判をしているという。...
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1月12日付米
『ユーラシア・レビュー』誌:「プーチン大統領、米国がナワルニー野党候補を裏で支援と非難」
ウラジーミル・プーチン大統領は1月11日、テレビの討論番組に出演して、米国が不当にロシア大統領選に介入していると非難した。
同大統領によると、ロシア国内法で立候補が認められなかったアレクセイ・ナワルニー野党々首について、米国が根拠のない批判をしているという。
ナワルニー氏は、反腐敗運動の先導者で知られ、3月18日の大統領選に向けて立候補届けを提出したが、ロシア中央選挙管理委員会(CEC)から、有罪判決を受けていることを理由に却下されていた。
これに対して、米国及び欧州連合(EU)は、ナワルニー氏の排除は不当と批判している。
同日付ロシア
『ザ・モスクワ・タイムズ』紙:「プーチン大統領、ナワルニー氏を支援することで米国が“引っ掻き回そうとしている”と非難」
米国務省高官は先月末、ナワルニー氏の立候補が却下されたことについて懸念していると表明した。
これに対して、ロシア外務省報道官は、CECの決定をロシア最高裁も支持しているとして、ロシア大統領選への米国の不当な介入だと非難している。
プーチン大統領は1月11日、国営タス通信のインタビューに答えて、米国やその他の国は、ロシア大統領選を引っ掻き回そうとしないで、黙っていて欲しいとコメントした。同大統領はまた、ナワルニー氏の他にも立候補が認められない人がいるのに、それを無視している米国の言い分はおかしい、とも非難した。
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