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【Globali】
英独立党党首、身内のヘンリー王子婚約者への差別発言で波紋(2018/01/16)
『AFP』『ガーディアン』『BBC』など英文各メディアは、イギリス皇室のヘンリー王子と米国女優のメーガン・マークル氏の婚約について、英国独立党UKIP党員のジョー・マーニー氏が差別的な発言をし、同氏の恋人でUKIP党首のヘンリー・ボルトン氏の進退に影響が出ていることについて報じている。
英大衆紙メール・オン・サンデーによると、問題の発言はマーニー氏が友人へ送ったとされるメールに書かれていたという。メールにはヘンリー王子と婚約している混血の米国人女優であるマークル氏のことを指して、「彼女の種が、王室の血を汚すことになる。」と書かれており、「ここは英国である。アフリカではない。」などの中傷する発言があった。そのほかにも「私は絶対黒人と関係を持つなんてしないだろう。」「次はイスラム教徒の首相が誕生する。...
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英大衆紙メール・オン・サンデーによると、問題の発言はマーニー氏が友人へ送ったとされるメールに書かれていたという。メールにはヘンリー王子と婚約している混血の米国人女優であるマークル氏のことを指して、「彼女の種が、王室の血を汚すことになる。」と書かれており、「ここは英国である。アフリカではない。」などの中傷する発言があった。そのほかにも「私は絶対黒人と関係を持つなんてしないだろう。」「次はイスラム教徒の首相が誕生する。その次は黒人の国王」のような内容もあったと暴露されていることから波紋が広がっている。
これに対しUKIP党首でマーニー氏の恋人でもあるボルトン氏はマーニー氏を党員資格停止の処分にした。さらにその後、マーニー氏との恋人関係が終わったことを明らかにした。ボルトン氏は英メディアITVのインタビューで「私はこれらの発言がどんなものであれ保護しない。そして実際にマーニー氏は通常の党のルールのもとで、調査まで停職になっている。いずれにしろ人種差別主義者は党の規約に反している。」と話した。
一方で、ボルトン氏自身は辞任の意向はなく、「党のためにそうしたほうがいい」として党首のポストを続ける考えだ。党内では大物議員も含める一部の議員が引責辞任を要求している。ただ、UKIPは2016年にEU離脱選挙で話題になった当時の党首のナイジェル・ファラージ氏が辞任して以降ボルトン氏までに2人の党首が交代している。一部からは16ヶ月の間に4度目の党首選挙をするというのは避けるためにも、今すぐ辞めることを強制すべきではないとの声も上がっている。
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