【Globali】
フランス疫学専門誌、葡萄生産地でパーキンソン病発症リスクが高いことを示唆(2018/04/13)世界パーキンソン病デーだった4月11日(水)、仏公衆衛生機関発行の週間疫学誌は、農村に住む人々の病気発症リスクが高いことを改めて示唆した。フランスで、アルツハイマー病に次ぐ神経変性疾患のパーキンソン病。国内ではパーキンソン病患者は約166,000人おり、毎年2万5000人ほど患者が増えている。患者の平均年齢は58歳と、高齢者でなくとも発症している。国民全体の高齢化が進むため、2030年には260,000人ほどに増加すると予想されている。
フランス政府は既に、2012年にパーキンソン病を農業者の職業病として認めており、この病気と農薬との因果関係を確認している。今回の研究は、健康保険のデータベースを全国的に分析したことで、既に過去のいくつかの研究で報告された農薬とパーキンソン病との関連性を改めて確認することができた。
研究では、パーキンソン病の発生率は、他の健康保険加入者よりも、農業共済組合(Mutualité Sociale Agricole : MSA)加入者の方が高いことが明らかになった。...
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