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【Globali】
中国外務省、先日の北朝鮮訪問団の訪中目的を明らかに(2018/05/16)
『AFP』『UPI通信』などの英文メディアは、今月14日に北朝鮮代表団が中国を訪れた目的について、中国の経済改革について学ぶためだったと明らかにしたことを伝えている。
中国外務省の陸慷(ルー・カン)報道官によると、今回の訪問は中国が北朝鮮労働党の訪問団を招待したことで実現したもので、朴泰成(パク・テソン)副委員長らが訪問した。陸氏は「今回の訪問は中国の習近平総書記と北朝鮮の金正恩委員長の重要な合意を具現化したものである」と定例会見で答えた。また、「北朝鮮訪問団は中国の国内経済発展と改革開放路線のプロセスの成果を学んでおり、政策問題について両国間で経験など共有することを促進する」と話している。...
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中国外務省の陸慷(ルー・カン)報道官によると、今回の訪問は中国が北朝鮮労働党の訪問団を招待したことで実現したもので、朴泰成(パク・テソン)副委員長らが訪問した。陸氏は「今回の訪問は中国の習近平総書記と北朝鮮の金正恩委員長の重要な合意を具現化したものである」と定例会見で答えた。また、「北朝鮮訪問団は中国の国内経済発展と改革開放路線のプロセスの成果を学んでおり、政策問題について両国間で経験など共有することを促進する」と話している。
陸氏は今回の訪問の日程や訪問先などについて詳細は明かしていないが、中国南部広東省にある深セン市や珠海市のような代表都市が含まれていたのではないかとみられている。深セン市は、改革開放路線によって1978年に採用された中国初の経済特区に指定され、小さな漁村から中国本土で3番目に大きなGDPの大都市にまで発展した。
陸氏は「北朝鮮の経済特別区は同国の他の地域と異なり、外国投資のための法的整備や行政制度を実施するかもしれない」「中国は韓国よりも政治体制が似ており、我々の経験がより実用的な形で取り入れやすいのではないか」と話した。また、韓国の報道機関によると、訪問団は中国の農業技術を紹介する施設にも立ち寄っており、北朝鮮の食料不足に取り組む姿勢が表れていたと報じている。
韓国メディアによれば、両国の関係はここ数ヶ月で接触回数が増えているが、中国は米国や韓国に遅れをとり、脇へ追いやられるのを避けたい考えがあるという。また北朝鮮も来月に控えた米朝首脳会談を前に、支援国と良い関係を維持したいと見られるとされた。
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