6月シンガポールで開かれた米朝首脳会談以来、具体的な進展が見られない北朝鮮の非核化プロセスについて、コーツ米国家情報長官は、技術的には1年以内の非核化は可能だが、それが実現する可能性は低いと述べている。
7月20日付ロシア
『スプートニク』は「国家情報長官、1年以内の北朝鮮の非核化疑わしい」との見出しで以下のように報道している。
アスペンセキュリティフォーラムのパネルディスカッションの席で、コーツ米国家情報長官は、1年以内に北朝鮮が核プラグラムを解体する可能性が低いと発言した。「技術的には可能だが、そうなる可能性があまりない。」とし、非核化は長期に及ぶと先に言っていたポンペオ長官にも言及。...
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7月20日付ロシア
『スプートニク』は「国家情報長官、1年以内の北朝鮮の非核化疑わしい」との見出しで以下のように報道している。
アスペンセキュリティフォーラムのパネルディスカッションの席で、コーツ米国家情報長官は、1年以内に北朝鮮が核プラグラムを解体する可能性が低いと発言した。「技術的には可能だが、そうなる可能性があまりない。」とし、非核化は長期に及ぶと先に言っていたポンペオ長官にも言及。コーツ氏は「北朝鮮側が隠れて何かする可能性というのは想定内だが、そのために米国は検証プロセスを用意したのだ」とした。7月初め米メディアは、北朝鮮は米国を欺き、核開発を継続していると報道していた。
同日付『ロイター通信』は「北朝鮮の1年以内の非核化は実現しそうにないと米国情報長官」との見出しで以下のように報道している。
ボルトン国家安全保障補佐官が発表した1年以内の核廃棄計画について、コーツ米国情報長官は、「技術的には可能だが実現の可能性が薄い」と述べた。非核化は考えられている以上に複雑なプロセスが必要で、ポンぺオ長官が「これは難しい、長期間かかると明言している」と述べた。7月はじめシンガポールで行われた米朝会談以来、非核化で北朝鮮の具体的行動はない。火曜トランプ氏は報道陣に対し、北の非核化は、急ぎもしないし期限も設けていないと述べた。
木曜コーツ氏は、「我々は北の状態を把握している、把握する能力もある。」だが、「上手くいくと思って進めていはいない。だが、核武装していると思われる国と戦争になるよりは、上手くいく可能性を探る方がよく、やってみるべきでないか。」と述べている。また、中国やロシアの協力を得た北朝鮮への制裁により、北朝鮮からの輸出が激減しており、これにより北は前に進まなければ経済破綻の危機を感じざるを得ないはずだ。」としている。
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