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【Globali】
トランプ米大統領、国防権限法に署名
「ジョン・マケイン国防権限法(NDAA)」と名付けられたこの法案には、軍事支出のほか、中国政府への対抗措置についても盛り込まれ、国防予算は総額約7160ドル(約79兆5000億円)となった。中でも、中国の通信企業大手である中興通訊(ZTE)と華為技術(ファーウェイ)に対し、米企業との取引制限の内容も入っており、安全保障に関するハイテク技術や情報の漏洩、南シナ海での軍事活動、中国共産党の宣伝活動などを防ぎたい考えだ。...
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「ジョン・マケイン国防権限法(NDAA)」と名付けられたこの法案には、軍事支出のほか、中国政府への対抗措置についても盛り込まれ、国防予算は総額約7160ドル(約79兆5000億円)となった。中でも、中国の通信企業大手である中興通訊(ZTE)と華為技術(ファーウェイ)に対し、米企業との取引制限の内容も入っており、安全保障に関するハイテク技術や情報の漏洩、南シナ海での軍事活動、中国共産党の宣伝活動などを防ぎたい考えだ。
トランプ氏は、オバマ前政権時代に削減された国防費を再び増やし、米軍の強化も図りたい狙いで、署名式で同氏は「国防権限法は、近代史における米軍や兵士への最も重要な投資だ」と述べ「これまでにないほど軍を強化しようとしている。これにより、最先端の戦闘機や船艦、戦車、ミサイルを提供できる」と話した。また、兵士の増員やここ10年で最大となる2.6%の賃上げを認めており、対米外国投資委員会の権限が強化されることも発表された。
なおこの法案には共和党の上院議員であるジョン・マケイン氏の名前が入っているが、トランプ氏はこれについては特に触れていない。マケイン氏は以前、医療保険制度改革法案(オバマケア)の代替法案を巡って、トランプ氏と対立していた。今回、法案に自分の名前がついたことについてマケイン氏は「大変恐縮している」と声明を出した。
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