【Globali】
メッカへの巡礼が始まる
8月19日の日曜日から恒例のイスラム教の聖地、メッカへの巡礼が始まった。約200万人の巡礼者をこの時期に受け入れるサウジアラビアにとっては、ロジスチック的に大きな挑戦時期でもある。
メッカへの巡礼「ハジ」はイスラム教信者が、一生のうち1度は果たすべき行事の一つになっており、照り付ける太陽にもめげず、世界中から老若男女のイスラム教信者がこの時期にメッカに集結している。巡礼の整理に担当している関係者によると、巡礼者グループとしてエジプト人、インド人、パキスタン人、バングラデシュ人やスーダン人のグループを多く見かけるとのことである。この時期のメッカの気温はゆうに40℃を越しており、日傘をさしての巡礼者も多く見られる。...
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メッカへの巡礼「ハジ」はイスラム教信者が、一生のうち1度は果たすべき行事の一つになっており、照り付ける太陽にもめげず、世界中から老若男女のイスラム教信者がこの時期にメッカに集結している。巡礼の整理に担当している関係者によると、巡礼者グループとしてエジプト人、インド人、パキスタン人、バングラデシュ人やスーダン人のグループを多く見かけるとのことである。この時期のメッカの気温はゆうに40℃を越しており、日傘をさしての巡礼者も多く見られる。
なお、カタールはサウジアラビアとの外交関係悪化が原因しているため、カタール人の巡礼者割り当て枠1200人分があるのにも関わらず、インターネットでのサウジアラビア巡礼申込サイトでの申し込みが不可能となっている。
なお、2015年に2300人の犠牲者を出した大転倒事故の反省から、ハジの安全対策もハイテク化が進んでいる。 すなわち、ハジに参加している信者にスマートホンのアプリを使って、巡礼の道順案内や救急医療施設や12種類に及ぶ言語の通訳への連絡方法などの情報を送っており、巡礼者側の混乱を未然に防いでいる。
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