トランプ米大統領は10日、公務時間のおよそ6割を自由時間として過ごしているとしたニュースサイトの報道に対し、そうした時間にも「通常は仕事をしている」とツイッターに投稿し、反論した。
『AFP通信』『USAトゥデイ』『ニューヨークポスト』などの多くのメディアが、トランプ大統領の反論について伝えた。米ニュースサイト「アクシオス」は3日、昨年11月の中間選挙以降、大統領の公務時間の約60%は予定が明確に定まっていない「エグゼクティブ・タイム」であり、トランプ氏はこの時間に、電話をしたり、新聞を読んだりする他、ツイッターへの投稿や、テレビを見るなどして過ごしていると報じていた。
トランプ大統領は、ツイッターで、そうした時間は「ネガティブなものではなく、ポジティブなもの」として報じるべきであると指摘し、「エグゼクティブ・タイムには、私は通常働いており、リラックスしているわけではない。...
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『AFP通信』『USAトゥデイ』『ニューヨークポスト』などの多くのメディアが、トランプ大統領の反論について伝えた。米ニュースサイト「アクシオス」は3日、昨年11月の中間選挙以降、大統領の公務時間の約60%は予定が明確に定まっていない「エグゼクティブ・タイム」であり、トランプ氏はこの時間に、電話をしたり、新聞を読んだりする他、ツイッターへの投稿や、テレビを見るなどして過ごしていると報じていた。
トランプ大統領は、ツイッターで、そうした時間は「ネガティブなものではなく、ポジティブなもの」として報じるべきであると指摘し、「エグゼクティブ・タイムには、私は通常働いており、リラックスしているわけではない。」と反論した。そして「実際、私はおそらく、過去のほぼ全ての大統領より長時間働いているだろう。」と自賛している。
トランプ氏は続けて、「実際のところ、私が大統領に就任した時には、わが国は混乱状態だった。軍備の劣化した状況、終わりのない戦争、北朝鮮との戦争の可能性、重税と過度の規制、国境や移民の問題、医療制度の問題など、問題が山積していた。」として、「私には非常に長い時間働く以外に選択肢はなかった!」と主張した。
トランプ氏は早起きで、起床時間は6時前のことが多い。しかし、ホワイトハウスの広報部門がメディア向けに発表している大統領の日々の大まかなスケジュールによれば、午前11時前に公務が入っていることは滅多にない。
ミック・マルバニー大統領首席補佐官代行は10日、NBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、「エグゼクティブ・タイムは、大統領が次の会合のための準備をしたり、前の会合についての報告を受けたりすることができるようにするためのもの」と説明した。「電話の会話は朝6時半頃から始まり、夜11時頃まで行うこともある。従って、大統領は予定表に書かれている以上に働いている。」と述べ、報道に反論している。
トランプ大統領は、報道の情報源について調査するよう命じたという。マルバニー氏は「フォックスニュース・サンデー」で、ホワイトハウスは、大統領のスケジュールに関する情報を外部に漏らした人物を、今週にも特定したいと考えていると語った。
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