サーモフィッシャー社の公式発表で、「当社の製品がどのような目的で顧客に使われているかを考慮することが重要だと認識している」と述べ、顧客の用途が非人道的な目的の場合は、顧客への製品供給を停止すると説明した。...

サーモフィッシャー社の公式発表で、「当社の製品がどのような目的で顧客に使われているかを考慮することが重要だと認識している」と述べ、顧客の用途が非人道的な目的の場合は、顧客への製品供給を停止すると説明した。

同社のウイグル地方へのDNA解析システム機器の出荷停止発表は、『ニューヨーク・タイムズ』で、新疆ウイグル自治区の住民に対する同社製品の中国政府による活用用途の調査報告が発表された日の翌日に行われた。

『ニューヨーク・タイムズ』によると、中国政府は、2017年からウイグル族を過激な独立主義集団と見做し、彼らの監視のためにウイグル地区住人のDNAデータベースを収集し始めた。

中国政府は、2009年に起こった新疆でのウイグル族と漢民族間の抗争以降、ウイグル族に対する抑圧政策をなおも強めているもようである。