25日スリランカで起きた教会やホテルを標的とした爆弾テロでは、日曜礼拝中の多くの人々が犠牲になったが、スリランカ警察は、次なるテロへの警戒を強めており、在スリランカ米大使館は人込みや教会を避け警戒するようツイッターで呼びかけている。
4月25日付米国
『ヴォイス・オブ・アメリカ』は「スリランカでの更なるテロに警告、米」との見出しで以下のように報道している。
スリランカ、コロンボの米大使館は、スリランカ国民に対し、週末にスリランカ国内の教会等へ行くのを避けるよう忠告している。スリランカ当局は次のテロへの警戒を強めており、米大使館は、「今後も警戒し人混みを避けるように」と、ツイッターで呼びかけた。
数日前には、イースターの日曜礼拝が行われていた教会で自爆テロが起き、250人以上が死亡。...
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4月25日付米国
『ヴォイス・オブ・アメリカ』は「スリランカでの更なるテロに警告、米」との見出しで以下のように報道している。
スリランカ、コロンボの米大使館は、スリランカ国民に対し、週末にスリランカ国内の教会等へ行くのを避けるよう忠告している。スリランカ当局は次のテロへの警戒を強めており、米大使館は、「今後も警戒し人混みを避けるように」と、ツイッターで呼びかけた。
数日前には、イースターの日曜礼拝が行われていた教会で自爆テロが起き、250人以上が死亡。スリランカの防衛相は、テロ事件を機に辞任している。スリランカのシリセナ大統領は、テロの数日前インドから伝えられたテロ情報を大統領に伝えなかったことを重大な過失とし、厳しい措置を取ることをテレビ演説で誓い、警察署長と防衛相を罷免した。防衛相は自己の過失はないとしながらも、省トップとして責任を取り辞任するとしている。
シリセナ大統領とラニル・ウィクラマシンハ首相の間の政治的確執が、テロへの警告への対処の失敗に繋がったとして、政府には厳しい目が向けられている。ウィクラマシンハ首相は、コミュニケーション不足があったと述べている。
4月26日付ロシア『スプートニク』は「米大使館が今週末スリランカの更なるテロに警告」との見出しで以下のように報道している。
人混みや教会を避けるよう米大使館が忠告。イースタに起きたテロでは、外国の諜報サービスがスリランカ当局に爆弾テロの警告を出していたが、スリランカの情報サービスがその対策に失敗した。報道によると、インド諜報部員が、スリランカ当局に、4月4日以前、テロが起きると忠告、11日スリランカ警察は治安機関に対し、テロ脅威の詳細(容疑者の名前、住所、TEL)が書かれた文書メモを送った。しかしながら、当局者は、メモを見ることはなかったという。スリランカ警察は、イースターテロ犯の少なくとも2人のテロリストが逃亡中だとし、次なるテロが起きるとの情報があり、容疑者の写真をSNS上に掲載するなどして目撃情報を集めている。
スリランカの治安サービスは、テロはスーフィー教寺院(イスラム教寺院)を標的としている可能性があるとしている。スーフィズムは、イスラム神秘主義の一派で、過激グループからは異端とみなされている。
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