5月8日付米
『ザ・ディプロマット』オンラインニュース:「中ロ両軍、海上において初の合同ミサイル実射演習実施」
中国人民解放軍海軍(PLAN)及びロシア海軍は5月4日、海上における初の合同ミサイル実射演習を実施した。
中国メディア『環球時報』によると、両海軍は対艦巡航ミサイルによる攻撃防御のため、地対空ミサイルを実射したという。
PLANからは駆逐艦“哈爾濱(ハルピン)”、ロシア海軍からは対潜駆逐艦“アドミラル・トリブツ”が参加し、両艦から発射された短距離対空ミサイルは見事標的ミサイルを撃ち落としたという。...
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5月8日付米
『ザ・ディプロマット』オンラインニュース:「中ロ両軍、海上において初の合同ミサイル実射演習実施」
中国人民解放軍海軍(PLAN)及びロシア海軍は5月4日、海上における初の合同ミサイル実射演習を実施した。
中国メディア『環球時報』によると、両海軍は対艦巡航ミサイルによる攻撃防御のため、地対空ミサイルを実射したという。
PLANからは駆逐艦“哈爾濱(ハルピン)”、ロシア海軍からは対潜駆逐艦“アドミラル・トリブツ”が参加し、両艦から発射された短距離対空ミサイルは見事標的ミサイルを撃ち落としたという。
PLANが発表した声明によれば、両軍は4月29日~5月4日、東シナ海及び青島沖の黄海上で“合同海上演習2019”を開催しており、その一環で合同ミサイル実射演習を行ったとする。
同声明では、“合同海上演習2019”にはPLANから潜水艦1隻、ミサイル駆逐艦2隻、ミサイル・フリゲート艦3隻、潜水艦救難艦1隻が、一方ロシア軍からは、フリゲート艦、ミサイル巡洋艦、大型揚陸艦、海上捜索救助支援船、及びディーゼル型攻撃潜水艦それぞれ1隻が参加しているという。
この演習に関係して、航空自衛隊戦闘機が4月24日、対馬列島から150キロメーター北東海上において、“合同演習2019”に参加するため航行中のロシア艦隊を監視するため追尾飛行した。
また、同じく5月3日にも同自衛隊機が、日本海及び東シナ海上空を飛行するツボレフTu-142MZ海上偵察・対潜戦闘機2機に対して、スクランブルをかけている。
『環球時報』に掲載されたPLAN声明では、“レッド・チーム(米国製戦争ゲームの米敵対グループ、すなわち中ロ連合)はブルー・チーム(同ゲーム中の米国軍)からの攻撃に備えるため、合同防衛訓練及び両軍の連携強化等様々な合同演習”を行ったという。
なお、これまで中ロ合同海上演習は、南シナ海、東シナ海、日本海、地中海、及びバルト海で実施されてきている。
一方、同日付中国『環球時報』:「中国海軍、台湾海峡北部で実弾演習実施」
PLANは5月5日午前6時~10日午後6時までの間、台北北部の浙江省(チョーチアン)沖の東シナ海で、実弾演習を実施している。
上海の軍事専門家の呉建(ウー・チャン)氏が5月6日に『環球時報』に語ったところによれば、これは毎年行われている演習で、5月4日までの6日間、中国東部の山東省(シャントン)沖でロシア軍と行われた“合同海上演習2019”に続くものであるという。
また、これに引き続き、PLAN・タイ海軍合同演習が5月9日まで、中国南部の広東省(カントン)で行われているという。
なお、同氏によれば、最近米軍艦が頻繁に台湾海峡を無許可航行しているが、今回の海上演習はこれに対抗するためのものではなく、予め3~5月に計画されていた年次合同実弾演習であるとする。
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