今回発表された新しい移民政策は、大統領の政策顧問のステファン・ミラーと娘婿のジャレッド・クッシュナーにより作成されたもので、骨子としてはメキシコとの国境近くの安全性確保を向上させることと有能な技能労働者としての移民の優遇措置にある。

新しい移民政策の詳細は、かなりのページ数の法案として数週間後に発表されるという。...

今回発表された新しい移民政策は、大統領の政策顧問のステファン・ミラーと娘婿のジャレッド・クッシュナーにより作成されたもので、骨子としてはメキシコとの国境近くの安全性確保を向上させることと有能な技能労働者としての移民の優遇措置にある。

新しい移民政策の詳細は、かなりのページ数の法案として数週間後に発表されるという。トランプ政権としては、この移民政策法案を上院と下院に提出し、共和党、民主党双方で議論されて、最終的に妥決されることを目指している。

なお、新しい移民政策では、米国への移民の数を極端に減少させようとは意図していない。むしろ、現状の年間110万人レベルに維持したい意向である。

毎年、移民のうち、12％が、技能を有し、グリーンカードを所得して米国に入国しているのに対し、2/3の移民が、米国に居住する家族を頼って米国に入国しているという。

トランプ大統領の新しい移民政策では、現状の移民の比率を逆転し、全移民数の2/3が技能を持った移民で、その他が家族を頼っての移民となることをターゲットとしている。