ロシアは、会議を開くために15の理事国中、9票の賛成票を必要だったが、中国、南アフリカ、赤道ギニアとドミニカ共和国の4か国からしか支持を得られなかった。フランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、ベルギー、ポーランドの6カ国が会議に反対票を投じ、他の4カ国は棄権し、会議開催は中止された。
フランスのフランソワ・デラット大使とドイツのクリストフ・ホイスゲン大使は投票後共同で声明が発表し、ゼレンスキー氏の就任日を選んだロシアの意図は「再びウクライナに対する悪名高い脅迫的な政策を追求すること」であると述べた。...
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ロシアは、会議を開くために15の理事国中、9票の賛成票を必要だったが、中国、南アフリカ、赤道ギニアとドミニカ共和国の4か国からしか支持を得られなかった。フランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、ベルギー、ポーランドの6カ国が会議に反対票を投じ、他の4カ国は棄権し、会議開催は中止された。
フランスのフランソワ・デラット大使とドイツのクリストフ・ホイスゲン大使は投票後共同で声明が発表し、ゼレンスキー氏の就任日を選んだロシアの意図は「再びウクライナに対する悪名高い脅迫的な政策を追求すること」であると述べた。
米国のジョナサン・コーエン臨時大使は、月曜日の会議に対するモスクワの要請を「ウクライナでいま起こっている平和で民主的な権力移転を乱そうというロシアによる明らかな試み」だと述べた。
ロシアのワシーリー・ネベンジャ大使は、理事会の会議開催拒否は他の会議は承認する理事国の「二重基準の露骨な表れ」だと述べた。彼はそれらの理事国を「検閲官」だと非難した。
ネベンジャ大使は、政府内とマスメディアでウクライナ語の使用を要求し、個人的なコミュニケーションのためにウクライナで広く話されいるロシア語の使用を禁じる新言語法を厳しく批判していた。
彼は、この法律はロシア語を追い出すことで「不和の種を蒔き」、「ウクライナの人々を過度に分裂させる」ことになるだろう述べた。彼はまた、新言語法はウクライナの不安定な東部に平和をもたらすことを目的とした2015年ミンスク協定に違反するとも述べた。
ゼレンスキー氏は大統領就任後、大統領の最大の目的はウクライナ東部に平和をもたらすことであると述べた。政府軍はロシアの支援を受ける分離主義者と5年間争い、少なくとも1万3千人の死者を出し、150万人の人々が移住を余儀なくされた。
フランスのデラット大使とドイツのホイスゲン大使は、「ミンスク協定の完全かつ即時かつ無条件の実施」を求めた。
「平和を取り戻すという決意を表明した新しいウクライナ大統領の就任は、この協定に新たな推進力を与える機会になるはずだ」と彼らは語った。
ウクライナのウォロディミル・イェルチェンコ大使は、「安全保障理事会から新しい指導者に非常に強力なメッセージを送る」というロシアの試みは、結局ロシアへのメッセージに変わったと述べた。
「そして、ロシアがウクライナとの接触を本当に望んでいるのであれば、これは最良の方法ではない」と彼は記者団に語った。
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