‘人工の木’は空気を清浄化するため、木の中に内蔵させた微小藻の光合成作用によって、空気を浄化するというもので、ビオミテック社の発明品である。
この‘人工の木’の試作機が、首都メキシコシティの東南に位置する主要都市、プエブラ市に設置された。
‘人工の木’では、微小藻の強力な光合成作用により、空気を清浄化しようというもので、4m長さの金属製シリンダーに微小藻、バイオアーバンがつめられていて、植物の行っている光合成を再現しているという。...
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‘人工の木’は空気を清浄化するため、木の中に内蔵させた微小藻の光合成作用によって、空気を浄化するというもので、ビオミテック社の発明品である。
この‘人工の木’の試作機が、首都メキシコシティの東南に位置する主要都市、プエブラ市に設置された。
‘人工の木’では、微小藻の強力な光合成作用により、空気を清浄化しようというもので、4m長さの金属製シリンダーに微小藻、バイオアーバンがつめられていて、植物の行っている光合成を再現しているという。
ビオミテック社(2016年創立)の共同創始者であるジェム・フェレール氏によると、‘人工の木’では、汚れた空気を吸入して、木と全く同じように清浄化した空気を外に戻る作業を行っており、各‘人工の木’設備は、天然の木、368本に相当する光合成作用を発揮できるとのことである
ジェム・フェレール氏はさらに、‘人工の木’は、都市部で建物が密集していて、1ヘクタール規模の緑地空間が取れない場所に、天然の木の代用品として設けることを提案している。
‘人工の木’の1設備コストは約5万ドル(=約550万円)で、すでにトルコで2設備、コロンビアで1設備稼働中とのことである。
なお、2015年にドイツのスタートアップ企業、グリーン・シティー・ソル―ジョン社では、苔類の光合成を利用した同様の空気浄化設備‘町の木’を販売している。
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