反体制派候補者の1人は、実業家のナビル・カルイ氏で、現在、脱税の疑いで投獄されており、もう1人は、大学教授で無党派のカイス・サエド氏で、ともに政治経験を持たない反体制派に属している。
民間調査機関の2つの出口調査の結果、両候補の当選が確実となった。
調査結果では、カイス・サエド氏が19%の最高得票率で、ナビル・カルイ氏が15%と続き、3番目には、イスラム教系のエンナーダ党のアブデルファタ・ムル氏が11%から12.5%の得票率で続いている。...
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反体制派候補者の1人は、実業家のナビル・カルイ氏で、現在、脱税の疑いで投獄されており、もう1人は、大学教授で無党派のカイス・サエド氏で、ともに政治経験を持たない反体制派に属している。
民間調査機関の2つの出口調査の結果、両候補の当選が確実となった。
調査結果では、カイス・サエド氏が19%の最高得票率で、ナビル・カルイ氏が15%と続き、3番目には、イスラム教系のエンナーダ党のアブデルファタ・ムル氏が11%から12.5%の得票率で続いている。
出口調査で、3番目に高い得票率を獲得したアブデルファタ・ムル氏は、「実際の開票結果で投票率が決定される。」と述べ、火曜日に発表される正式な開票結果に期待を寄せた。
出口調査の結果が事実だとすれば、これは、画期的なことで、2011年のチュニジア革命以来、権力を握っていた体制派の政治家たちを一掃することとなるが、アラブの春を主導したチュニジアが、これから政治的に極めて不透明な時期を迎えることとなる。
今回のチュニジアの大統領一次選挙では、700万人の有権者のうち、45.2%の投票率を達成し、チュニジア選挙管理委員会(Isie)は満足な値であることを表明した。
なお、チュニジアの大統領二次選挙は、10月23日に予定されている。
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