11月11日は中国で「独身の日」と呼ばれ、年間最大のオンラインセールが行われる日である。アリババ・グループ・ホールディングによると今年の売上は2680億元(約4兆1850億円)と、過去最高だった昨年の2135億元から26%増えた。しかし、売り上げの伸びは2年連続で落ちている。
『BFMTTV』によると、同グループは同社のさまざまなプラットフォームを通して24時間で2,860億元ぶんの商品を販売した。この金額は、昨年より26%増加している。 しかし、2017年時は 39%増、2018年は27%と伸び率は減速してきている。
アリババの中国における主要な競争相手であるJD.comは、独身の日に264.6億ユーロ(約2兆9738億円)相当の売上を達成したと発表した。...
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『BFMTTV』によると、同グループは同社のさまざまなプラットフォームを通して24時間で2,860億元ぶんの商品を販売した。この金額は、昨年より26%増加している。 しかし、2017年時は 39%増、2018年は27%と伸び率は減速してきている。
アリババの中国における主要な競争相手であるJD.comは、独身の日に264.6億ユーロ(約2兆9738億円)相当の売上を達成したと発表した。 これは、昨年から30%の増加となる。
『RFI』によると、11日のセールでは電子製品、衣類、化粧品などの人気が高く、 住宅市場の低迷の影響を受けた白物家電の売上が伸び悩んだという。
アリババは、今年の参加ユーザーは5億人に達したと推計しており、昨年よりもほぼ1億人増となったと発表した。これで米国の「ブラックフライデー」をしのぐ世界最大規模のショッピング・デーとなった。
これらの数値は、クラウドコンピューティングビジネスや、個人向けの出前サービスからも収益を得ている同グループの良好な経営状況を反映している。これらの部門は、欧米諸国同様、強力な発展を遂げている。なお、同グループの次の目標は人工知能への投資だという。
創業者Jack Ma(ジャック・マー)氏が今年9月に引退したばかりの同グループは、今月中にも香港での上場で150億ドル(約1兆6000億円)の調達を目指しており、今回の記録的な売上が成功を後押してくれそうだ。
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