しかし、米国の外交政策に関する専門家は、このことにより、これまでの米国が構築してきた外交政策を一変し、世界の外交秩序を塗り替え、混乱状態を招く危険性があると指摘している。
最近の米国の一変した外交政策としては、これまで同盟関係にあったシリアのクルド人との決別、ウクライナへの軍事援助に関わる圧力、韓国に対する軍事援助継続費の400%増額要求などである。
米国は、11月15日のCNNの情報で、韓国に対して米軍駐屯による軍事援助費としてこれまでの軍事援助費の4倍に相当する法外な金額を要求している。...
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しかし、米国の外交政策に関する専門家は、このことにより、これまでの米国が構築してきた外交政策を一変し、世界の外交秩序を塗り替え、混乱状態を招く危険性があると指摘している。
最近の米国の一変した外交政策としては、これまで同盟関係にあったシリアのクルド人との決別、ウクライナへの軍事援助に関わる圧力、韓国に対する軍事援助継続費の400%増額要求などである。
米国は、11月15日のCNNの情報で、韓国に対して米軍駐屯による軍事援助費としてこれまでの軍事援助費の4倍に相当する法外な金額を要求している。
すなわち、米国は、これまで韓国の米軍駐在による軍事援助費として47億ドル(=5170億円)を負担するように要求している。
トランプ大統領は、就任以来、同盟国が米国の軍事援助に対して充分な額を支払っていないと主張してきた。 しかしこのような法外な軍事援助費の同盟国への要求は、各国を驚かせるのみであるとCNNは指摘している。
韓国としては、日本との外交関係の悪化状態にあって、なお且つ北朝鮮からの持続的な圧力下にあるので、米国が今まで通りの軍事援助の継続を希望していたはずである。
しかし、米国と韓国の外交関係専門家のスコット・シュナイダーは、大統領が次々と条件を突き付けて、韓国側を窮地に追い込み、最終的に韓国から全ての米軍を引き揚げるのでないかと懸念が高まっている。これにより、アジア地域での米国を中心とした結束が弱まり、ロシアや中国の影響力が益々拡大することが心配される。
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