11月18日付英国
『ガーディアン』は「バングラデシュ全土で玉ねぎ不足、玉ねぎを大量空輸」との見出しで以下のように報道している。
政府当局によると、バングラデシュの主要な野菜である玉ねぎの価格が高騰し、飛行機いっぱいの玉ねぎを輸入する事態となった。首相さえも官邸の食事メニューから玉ねぎを削除したという。政治的事態の波及から価格は南アジアで高騰。大雨をもたらしたモンスーンによる不作により、隣国インドが9月後半に輸出禁止措置をとったため、バングラデシュで玉ねぎの価格が高騰した。...
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11月18日付英国
『ガーディアン』は「バングラデシュ全土で玉ねぎ不足、玉ねぎを大量空輸」との見出しで以下のように報道している。
政府当局によると、バングラデシュの主要な野菜である玉ねぎの価格が高騰し、飛行機いっぱいの玉ねぎを輸入する事態となった。首相さえも官邸の食事メニューから玉ねぎを削除したという。政治的事態の波及から価格は南アジアで高騰。大雨をもたらしたモンスーンによる不作により、隣国インドが9月後半に輸出禁止措置をとったため、バングラデシュで玉ねぎの価格が高騰した。
1キロあたり通常30タカ(米ドル36セント)のところ、禁輸措置後は、260タカとなった。
シェイク・ハシナ首相の副報道官は、「玉ねぎは航空貨物便で輸入されており、首相も食べていないということです」と述べている。ダッカの首相官邸の食事には全く入っていないという。
地元メディアは、ミャンマー、トルコ、中国、エジプトからの空輸が既に届いているとする。
一方、国営商社(TCB)も首都ダッカで玉ねぎをキロあたり45タカで販売。市民はTCBで買うと割安なので何時間も列を作り、時に小競り合いになりながらも並ぶ。レストランではメニューから除かれ、町では玉ねぎを使用する揚げ物の販売数も減少。政府の責任追及のため最大野党は、記録的価格に反対する全国規模のデモを呼びかけている。
同日付バングラデシュ『BDニュース24』は「玉ねぎ価格高騰でダッカ市民は消費控え」との見出しで以下のように報道している。
バングラデシュ人にとって玉ねぎは主要な食品。魚や肉、ビリヤニ(米料理)等に添える玉ねぎが無いと料理が台無しな程、この地域ではなじみ深い野菜なのだという。しかし、レストランでは玉ねぎの仕入れが減り、小売業者は販売減少と価格減少を懸念、多くの家庭やレストランでは、価格高騰により消費が抑えられている。
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