12月8日付米国
『ブルームバーグ』は「TESCOがアジアのスーパーマーケットから撤退検討」との見出しで以下のように報道している。
英国スーパーマーケットチェーン最大手TESCOがタイとマレーシアからの撤退し、国内ビジネスに集中することを検討している。アジア市場はカーフールのように飽和状態。TESCOは現在タイで1,967店舗を展開する最大スーパー、マレーシアでも74店舗ある。 タイでは独占状態だが、慢性的な消費縮小傾向にある。...
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12月8日付米国
『ブルームバーグ』は「TESCOがアジアのスーパーマーケットから撤退検討」との見出しで以下のように報道している。
英国スーパーマーケットチェーン最大手TESCOがタイとマレーシアからの撤退し、国内ビジネスに集中することを検討している。アジア市場はカーフールのように飽和状態。TESCOは現在タイで1,967店舗を展開する最大スーパー、マレーシアでも74店舗ある。 タイでは独占状態だが、慢性的な消費縮小傾向にある。同社は生産部門での従業員縮小、海外からの撤退を行ってきた。ブレグジットによる小売業への影響やネットショッピングの台頭、ディスカウントショップとの競争が影響。日本の小売大手 イオンがカーフールを2012年買収。タイの複合企業セントラルグループやシンハー株式会社がTESCOの買収先となる可能性もある。
同日付『ロイター通信』は「英国のTESCOがアジアからの撤退を検討」との見出しで以下のように報道している。
100周年を迎えた英国の小売り最大手TESCOが海外展開を見直し、残るアジア市場からの撤退を視野に検討しているという。 タイやマレーシアでの事業に影響が出る見込み。
2015年には韓国店舗をMBKに売却、翌年トルコのKipaを最大手スーパーのMigrosへ売却した。既に日本、米国、中国からは撤退している。タイとマレーシアから撤退すれば、アイルランドを除き、赤字のチェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアの中央ヨーロッパ圏のみの展開となる。
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