『RTL』によると、「RTL」と「M6」は13日月曜日にオンラインで世論調査を実施。ランダムサンプリングで抽出された18歳以上の1,020人が回答したという。
はじめに、ゴーン被告に関するニュースを聞く時、真っ先に思い浮かべる言葉は?という質問に対し、「お金」「詐欺師」「正義」という3つの言葉の回答が多かったという。次に回答が多かった言葉は、「泥棒」「ボス」、「暴利を貪る人」だった。
そして調査参加者のうち、4分の3がゴーン被告に対して悪い印象を持っていると回答した。...
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『RTL』によると、「RTL」と「M6」は13日月曜日にオンラインで世論調査を実施。ランダムサンプリングで抽出された18歳以上の1,020人が回答したという。
はじめに、ゴーン被告に関するニュースを聞く時、真っ先に思い浮かべる言葉は?という質問に対し、「お金」「詐欺師」「正義」という3つの言葉の回答が多かったという。次に回答が多かった言葉は、「泥棒」「ボス」、「暴利を貪る人」だった。
そして調査参加者のうち、4分の3がゴーン被告に対して悪い印象を持っていると回答した。これは、左派よりの人(81%)や極左(86%)、あるいは右派(75%)よりの人により高い傾向として出ており、極右(59%)と中道派(64%)でより低い傾向が見られたという。
また『RTL』によると、全体としては、回答者の22%のみが元会長に対し「良い印象」を持ち、4%が「非常に良い印象」を持っていると回答。 逆に、40%は「悪い印象」を持っていると答え、34%は「非常に悪い印象」と回答したという。
更には、フランス人の58%がゴーン被告のレバノンへの逃亡に「驚いた、憤慨した」と回答し、56%は、「金持ちは正義を逃れることができるという証拠である」と回答した。しかし37%は今回の逃亡方法に感心したと回答している。
最後に、今回の逃亡の「理由を理解するかしないか」については、過半数を少しだけ上回る人が、理解できないと回答。 45%は「日本の司法制度はゴーン被告が的確に弁護ができるようにはさせていなかった」と回答したのに対し、55%が「カルロス・ゴーンが自分に責めるところはないと考えるなら、日本の法廷で自分を弁護できたはずだ」と回答。
この回答は前の質問と同様に、左派(62%)、極左(72%)、右端(56%)寄りの人の間で高く、右派(36%)と中道派(38%)では低くなっている傾向が見られた。
なお、今回の世論調査では、無罪だとは思っていないが、全ての人と同様に自分を適切に弁護する権利があるというコメントが寄せられた一方、ルノーや日産で業績回復の実績を出した人ではあるものの、司法から逃れることは容認できるものではないとコメントした人もおり、フランス人の中でも意見が分かれているようだ。
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