スウェーデンのストックホルムでは、さくらが満開になっており、通常のカレンダー時期より3カ月早くなっている。芝生も青々と茂っているという。
ノルウェーの中心に位置する村落では、1月2日の気温が19℃に達し、月の最高温度を記録した。
フィンランドのヘルシンキでは1月15日、21時の気温が、アテネやイスタンブールの気温と同じになった。
北ヨーロッパの全ての地域で、状況は変わらずこの季節にしては暖かすぎるという。...
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スウェーデンのストックホルムでは、さくらが満開になっており、通常のカレンダー時期より3カ月早くなっている。芝生も青々と茂っているという。
ノルウェーの中心に位置する村落では、1月2日の気温が19℃に達し、月の最高温度を記録した。
フィンランドのヘルシンキでは1月15日、21時の気温が、アテネやイスタンブールの気温と同じになった。
北ヨーロッパの全ての地域で、状況は変わらずこの季節にしては暖かすぎるという。
気象学者によると、スカンジナビア半島の多くの地域で、冬季はまだ始まっていないという。ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの南部において特にこの現象が、際立っている。冬季が始まったと判断するには、少なくとも3日間の連続した零度以下の天気が必要であるが、その条件を満たしていないという。
スウェーデン気象協会(SMHI)のインターネットサイトによると、各地の気温は昨年12月初めから平年に比べて5℃から10℃高くなっており、それに伴って雨量も増えているという。
専門家によると、地球温暖化のためと単純には片付けられないという。
なお、スウェーデンでの気象記録によると、今回のような温暖な冬は、1901年から数えて、現在まで4回(1929-1930年、1972-1973年、2006-2007年, 2019-2020年) 訪れており、近年その頻度は着実に増している。
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