米保健省の難民再定住室によると、ニューヨーク市にある難民の子どもの収容施設で子ども3人の新型コロナウィルス感染者が出たという。最近、同州や他州の異なる収容施設でも複数の職員が感染していたという。
3月26日付米国
『CNN』は「政府保護下の難民のこども3名が新型コロナ陽性反応」との見出しで以下のように報道している。
米難民再定住局によると、ニューヨーク市にある収容施設の一つで、保護者を伴わない難民の子ども3人からコロナ陽性反応。同局の保護下の子どもの感染は初めてだという。こどもの出身国は不明。同局はニューヨークでコロナ感染者が増加する中、子どもの収容を停止していた。今後は、親や親族などの身元引受人への引き渡しも一時的に停止する方針だという。...
全部読む
3月26日付米国
『CNN』は「政府保護下の難民のこども3名が新型コロナ陽性反応」との見出しで以下のように報道している。
米難民再定住局によると、ニューヨーク市にある収容施設の一つで、保護者を伴わない難民の子ども3人からコロナ陽性反応。同局の保護下の子どもの感染は初めてだという。こどもの出身国は不明。同局はニューヨークでコロナ感染者が増加する中、子どもの収容を停止していた。今後は、親や親族などの身元引受人への引き渡しも一時的に停止する方針だという。最近、同州の異なる施設の職員5人と契約職員1人からも陽性反応者が出ていた。また、テキサス州の収容施設職員1人、ワシントン州の里親の1人にも感染者がいたという。
難民保護団体などからは、パンデミックを考慮し、社会的距離の確保ができる年齢になくウィルスを避ける手段がないこどもたちの早期解放を求める声が出ていた。
3月27日付米国『ABC』(AP通信引用)は「政府保護下の難民の子ども3人からウィルス陽性反応」との見出しで以下のように報道している。
政府当局によると、保健社会福祉省管轄下のニューヨークにある難民再定住局保護下の移民の子ども3人が新型コロナで陽性となったという。これは、国境警備当局に拘束された1人で米国へ越境しようとする親や保護者のいない子どもを保護し、親族など適切な身元引受人に引き渡すまでの保護施設。現在は一時的に子どもの解放を停止しているという。同局の保護施設には3500人程が収容されている。
この発表の前日には、移民保護活動家らがロサンゼルスの連邦判事宛てに、コロナ蔓延を考慮し、政府保護下で30日以上過ごしている1200人の移民のこどもの解放を要求していた。この要望に対し判事はテレビ会議を金曜に予定していた。
閉じる