【Globali】
金正恩、習近平の親書受け取る ~ロシアへは親書を送る~(2020/05/10)
9日、中国の習近平総書記は、北朝鮮の金正恩委員長に対し、口頭親書を送った。7日に金正恩委員長が、中国がコロナウィルスとの闘いで勝利を収めたことを祝う口頭親書を送ってきたことに対する返信となる。
親書のなかでは今年2月に金正恩委員長が、中国のコロナウィルスに対する闘いに対し支持をしてくれたことに感謝していると述べられている。また北朝鮮でもコロナウィルスに対する防疫体制がしっかりしていて、中朝双方と国際社会の努力の下、コロナとの闘いで一定の勝利を収めることができた、としている。
習近平総書記は中朝関係を非常に重視しており、戦略的な関係を強化し、新時代の中朝関係を発展させていき、地域の平和と安定および発展のためにともに貢献していこう、と結んでいる。...
全部読む
親書のなかでは今年2月に金正恩委員長が、中国のコロナウィルスに対する闘いに対し支持をしてくれたことに感謝していると述べられている。また北朝鮮でもコロナウィルスに対する防疫体制がしっかりしていて、中朝双方と国際社会の努力の下、コロナとの闘いで一定の勝利を収めることができた、としている。
習近平総書記は中朝関係を非常に重視しており、戦略的な関係を強化し、新時代の中朝関係を発展させていき、地域の平和と安定および発展のためにともに貢献していこう、と結んでいる。
コロナウィルスの話題が4分の3以上を占める親書である。中国は北朝鮮にコロナウィルスの検査キットを送ったのみと発表しているし、北朝鮮はコロナウィルスの感染者はいないと度々報じている。互いにコロナウィルスには勝利したと言っているが、遅ればせながら、北朝鮮は中国に医師団の派遣を水面下で要求しているのだろうか。
一方金正恩委員長は、9日ロシアのプーチン大統領にロシアの祖国戦争勝利75周年に際して親書を送った。そこでは朝露関係について、「友好の貴い伝統を継いで」発展しているとし、ロシアがコロナウィルスの拡大を防ぐための闘いで必ず勝利を収めるように願っている、と結ばれている。
6日にはプーチン大統領が金正恩委員長にロシアの祖国戦争勝利75周年の記念メダルを授与していた。
閉じる
その他の最新記事