ところで、エベレストは、ネパールと中国の両国にまたがった位置にあるが、その標高高さについては、過去数十年の測量隊の派遣にも関わらず、なお正確な測量値は、明確になっていないという。

中国の『新華社通信』によると、最新のエベレスト標高値は、2005年の測量結果によると、8,844.43ｍであるが、この値には、雪も氷も含まれていないという。...

ところで、エベレストは、ネパールと中国の両国にまたがった位置にあるが、その標高高さについては、過去数十年の測量隊の派遣にも関わらず、なお正確な測量値は、明確になっていないという。

中国の『新華社通信』によると、最新のエベレスト標高値は、2005年の測量結果によると、8,844.43ｍであるが、この値には、雪も氷も含まれていないという。

一方、ネパールでは、エベレスト山頂部の氷部分を標高に含めているため、中国の標高値より４ｍ高い標高値を採用している。

なお、中国の測量科学者たちは、周辺地域の地震活動、特に2015年にネパールで起きた地震が、エベレストの標高に何らかの影響を与えている可能性を指摘している。

『新華社通信』によると、中国版GPSの人工衛星、「北斗」を利用してエベレストの標高マッピング図を作成する計画だという。測定した標高マッピング結果は、３Dで表示されるという。

今回の測量観測隊は、3月にエベレスト登頂を計画したが、コビッド－19感染拡大で延期となり、ようやく本日5月27日に、コビッド感染後、初めてとなるエベレスト登頂を達成したことになる。