火曜日の発表によると、米国政府は米国医薬品グループのギリアドから3ヶ月分の生産量の殆んど全量を買い占めたという。世界中がコビッド－19による感染流行で苦境にある中で、ドナルド・トランプ大統領によるこのような、アメリカ第一主義の新たな適用は、国外から問題視されている。...

火曜日の発表によると、米国政府は米国医薬品グループのギリアドから3ヶ月分の生産量の殆んど全量を買い占めたという。世界中がコビッド－19による感染流行で苦境にある中で、ドナルド・トランプ大統領によるこのような、アメリカ第一主義の新たな適用は、国外から問題視されている。

なお、レムデシビルは、最初、エボラウイルスに感染した患者の治療薬として開発されたが、これをコビッド－19感染した重症患者に投与したところ、有望な治療効果が認められた。　

ヨーロッパ医薬局（EMA）もコビッド－19感染の重症な入院患者へのレムデシビルの投与を推奨している。

4月末に米国で行った研究によると、レムデシビルがコビッド－19感染の入院患者の回復を改善するというが明らかになった。　この事実に目を付けた米国政府は、レムデシビルの大規模生産を指示した。

一方、ギリアド社としては、レムデシビルの使用が国ごとに不公平にならないように、開発途上国には、レムデシビルのジェネリックを開発することを許可して いるという。

フランスやオランダも、レムデシビルの米国ギリアド社からの輸入がしばらく期待できないので、レムデシビルのジェネリックを早急に開発して、コビッド－19感染した重症患者に投与することを計画している。