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【Globali】
北朝鮮大使、中米関係を語る
北朝鮮の中国駐在大使である池在龍氏は、 『環球時報』のインタビューに応じて、米国が今年に入ってから公然と中国を否定するようになり、米国は中国を瓦解させようと目論んでいると非難した。3日の 『環球時報』が伝えたもの。
記事では、池在龍大使は「米国は、経済・科学技術・人権などあらゆる面で中国についてまことしやかに語り、中米関係は極端に悪化している。とくに今年に入ってから米国は中国共産党と中国の社会主義制度自体を公然と否定し、イデオロギー面でも対立している。このことは、中国の発展によって、米国が自身の覇権的地位に対し、脅威を感じていることを表している。米国は中国人民の共産党への信頼を打ち砕こうとしており、香港問題や両岸関係(中台関係)に干渉し、中国でもジャスミン革命(注)が起こり、社会主義の中国は最終的に瓦解するだろうとほらを吹いている。...
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記事では、池在龍大使は「米国は、経済・科学技術・人権などあらゆる面で中国についてまことしやかに語り、中米関係は極端に悪化している。とくに今年に入ってから米国は中国共産党と中国の社会主義制度自体を公然と否定し、イデオロギー面でも対立している。このことは、中国の発展によって、米国が自身の覇権的地位に対し、脅威を感じていることを表している。米国は中国人民の共産党への信頼を打ち砕こうとしており、香港問題や両岸関係(中台関係)に干渉し、中国でもジャスミン革命(注)が起こり、社会主義の中国は最終的に瓦解するだろうとほらを吹いている。中国はコロナウィルスの拡散との闘争で戦略的な成果をあげたが、このことは、中国共産党の正確な判断と正しい指導によるものである」と述べている。
記事は、北朝鮮大使が中国を支援しており、中朝は共に社会主義の偉大な闘争に共に勝利しよう、と結んでいる。中国共産党にとって、民主化は最大の禁忌であり、党批判は受け入れ難い。この非難に対し、北朝鮮大使の口を借りてまでも、中国は自らの正当性を主張しているようである。
(注)2010-11年にかけてチュニジアで起こった民主化運動のことを指す。
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