550人は、配置転換を要求されているが、フランス国内の同グループの従業員に占める割合は、14％で、2019年10月の総括レポート時期と変わりないが、2018年10月における6％に比べると、2倍以上となり、要求される職種の構造変化がうかがい知れる。...

550人は、配置転換を要求されているが、フランス国内の同グループの従業員に占める割合は、14％で、2019年10月の総括レポート時期と変わりないが、2018年10月における6％に比べると、2倍以上となり、要求される職種の構造変化がうかがい知れる。

PSAグループは、デジタル技術、自動運転技術、遠隔地からの部品調達や国際的な輸出入管理、ソフトウエア、運転者補助や電気駆動システムなどに関連した職種への要求が、年々増加している。

ところで、2025年以降からディーゼル車が規制されるので、ディーゼル車関連の専門職種の従業員を配置転換することも考えているという。

なお、PSAグループは、現在、フランス東部のスイスとの国境に近いソショー工場で、電気自動車用の新規製造ラインを計画している。

一方、ルノーグループは、同グループの日産の影響により、PSAグループよりも先んじていて、CMF-B-EVベースの車体に電気自動車エンジンとバッテリーを搭載した、「全フランス製」の小型電気自動車を2万ユーロ（＝約230万円）で、近々販売するという。