感染拡大を減少に転じさせることは待ったなしで必要。
対策が遅れると、保健所や医療機関の業務がひっ迫し医療崩壊が加速しかねない。
負担を緊急事態宣言を契機に解消しなければならない。
早期に感染を抑える必要性を感じるのは変異ウイルスの存在。
英国、南アフリカ、ブラジルで見つかった変異ウイルスは、日本などで広がっているウイルスに比べ感染力が強いのではと考えらえている。
政府は特段の事情がない限り外国人の入国を全面的に制限する方針を固めたが、今後変異ウイルスがどのような形で見つかるかわからない。
国内の感染者の数を抑え、変異ウイルスが見つかった際に封じ込めができる体制を整えていくことも大切。
菅首相は１か月後には必ず事態を改善させると述べている。
国民ひとりひとりが人の移動、人と人との接触を最小限にする生活を徹底できるよう、政府にはこのウイルスの感染対策の難しさと必要性を継続して説明することが求められる。
解説・中村幸司解説委員。