ロシア・モスクワの上級裁判所で、ロシアの野党指導者・ナワリヌイが２０１４年に受けた判決の控訴審。
ナワリヌイは「事件はでっち上げだ」（時事通信）。
２０１４年にナワリヌイはフランスの化粧品会社から約６０００万円をだまし取ったとして詐欺などで実刑判決を受けている。
ナワリヌイ陣営は裁判所の決定を不服とし判決の取り消しを求め異議申し立てを行っていた。
ヨーロッパ人権裁判所もナワリヌイの釈放を求める決定を発表。
裁判はヨーロッパ各国の外交官が傍聴する中で行われた。
裁判所は異議申し立てを棄却。
禁錮２年６か月の実刑が適用され、今月中にも収監される見通し。
ナワリヌイは「悪循環からの脱出を望んでいる」と述べた。
同じ日控訴審後、モスクワの地方裁判所で退役軍人の名誉毀損の公判も行われた。
ナワリヌイは手でハートマークを作り、弁護士から妻・ユリアのインタビューが掲載された雑誌を見せてもらうなどリラックスムード。
ナワリヌイは「ロシア政府は退役軍人を操り人形として利用した」と述べた。
裁判所はナワリヌイに対し日本円で約１２０万円の罰金刑を言い渡した。
治安部隊の映像。
ナワリヌイの弁護士・バディムコブゼフのコメント。