ウクライナ問題、エボラ問題、シリア問題、香港問題などいろいろ懸念になっているものがあるが、アベノミクスに入ってから２回、日本株は大きく下がっている。１回目は１３年５～６月にかけて１８％、２回目は２０１３年末から２０１４年２月までで１４％。平均をとって１６％くらいとなるが、今回のピークは１万６４００円くらいなので、１６％下落にはまだなっていない。中長期的に世界が脱線しているかといえばそうではない。米国は労働市場は良い。欧州はいろいろ問題があるが、銀行の制度改革が進み、ウクライナ問題も落ち着き始めている。もう少し時間はかかるが、そう悲観する必要はない。

2014/10/10　テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]