【あの一言】
外交・安全保障・安倍総理大臣に問う
安倍首相 安倍政権として歴代の談話を全体として受け継いでいく。70年を迎えるにあたって、今まで重ねてきた文言を使うかどうかではなく、安倍政権として70年を迎えどう考えているのかという観点から談話を出す。(新しい談話には)日本の未来に対する意思を書き込んでいきたい。今まで使った言葉を使わなかった、新しい言葉が入ったという細々とした議論とはならないよう70年の談話は70年の談話として新たに出したい。
2015/01/25 NHK総合[日曜討論]
安倍首相 武力行使をする軍事的な意味における有志連合に参加する考えはない。今、我々が行っている非軍事分野で、医療、食糧支援といった難民支援、そうした我々の貢献を中心とした支援を行っていく方針は変わらない。後方支援は武力行使ではない。国連決議がある場合、そうでない場合でも、武力行使と一線を画す後方支援であれば憲法上可能だとは考えている。政策的にそれをやるかやらないかだが、中東における有志連合が行っている作戦で我々が求められているのは軍事的貢献ではなく、難民支援を頼みたいとのことなのでこれをしっかりしていく。
2015/01/25 NHK総合[日曜討論]
安倍首相 機雷の除去は国際法的には武力行使になる。国際法的にはペルシャ湾に敷設された機雷は集団的自衛権の行使にあたる。今までの憲法解釈では自衛隊はできない。しかし日本にやってくるエネルギーの8割は、ホルムズ海峡を渡ってくる。誰かがそれを除去しなけれは、ずっと脅威として残る。限定的、受動的な武力行使であるが集団的自衛権行使になるのは事実。武力行使には3要件に当てはまらなければならないが、政府はこれに当てはまる可能性があると考えている。形式的にはまだ停戦が合意されていないけれど、実際には交戦が行われていない状況においては機雷の除去は今の憲法解釈ではできないが、そこでは私は政策的な選択肢としては行えると思う。国会でも判断していただく。
2015/01/25 NHK総合[日曜討論]
安倍首相 (集団的自衛権の行使を可能にする法整備について)政府内で全体の法制の枠組みを作っており、与党にも協議していただく。(自民党と公明党の協議は)そんなに先にはならない。法整備の全体像は、与党協議が終わり、政府与党でこういう案でいくという段階ではっきりと示すことができる。法案は新年度予算案が成立したあと提出することになる。
2015/01/25 NHK総合[日曜討論]
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