【あの一言】
ロシア疑惑と米ロ関係の行方
法政大学・法学部教授・下斗米伸夫 もともと共和党は保守なので冷戦後もロシアに対して厳しい側面がある。ところが今度の問題は、それに加えて米国内部の要因がある。特にクリントンと民主党とプーチン・ロシアとの因縁が問題を難しくしている一因。事の出発点はNATOの東方拡大をビルクリントンがやり、コソボもやったことが結果的にプーチン政権を生み出したことにある。プーチンからすればロシアがNATOによって追い込まれたという思いがある。兄弟国家であるウクライナまでNATO軍が来るかもしれないという恐怖感があった。トランプに勝たせたいというよりはクリントンに勝たせたくないというのがあった。
2017/05/26 BS11[報道ライブ INsideOUT]
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