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スペシャル あの一言
2024年05月05日(日)
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【あの一言】
<そもそも総研>日本は先進国ではないってどういうこと?
経済評論家・加谷珪一(VTR)
日本は資源のない国。最後はやはり教育しかない。昔は知識を反復できれば優秀だと言われた。これからはGoogleに行けば知識はあるので知識を組み合わせて新しいアイデアにするという知力が求められている。暗記詰込み型中心の日本の教育システムだと十分にそういう能力を育めない。日本の国全体が貧しくなってきているので教育の部分をケチってしまっている。お金がない中でどこを優先して割り振るかというと教育の部分は削ってはいけない。最優先課題としてお金を投じないといけない。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

経済評論家・加谷珪一(VTR)
“世界競争力ランキング”で本来トップクラスの先進国は一桁に入っていなければいけないが、もはや日本は30位。80年代に先進国になりかかったがそこから本格的な先進国として成熟な経済を育むことはできず、昔の時代に逆戻りしているというのが正しい認識。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

経済評論家・加谷珪一
プラザ合意により1人あたりのGDPは高くなったが、実際の生活感覚に近い“購買力平価”はやはり低いままだった。日本は敗戦後ゼロから復興させて、50年代、60年代はまだ貧しかった。一生懸命努力をしてオイルショックを経て70年代ぐらいから80年代にかけて豊かになってきた。ところがいろいろな数字をみると80年代のバブル経済当時がピークとなり、そこからどんどん落ち込んできているという状況。例えば日本は“ものづくりの国”と言われており、輸出で国を成り立たせているというふうにみなが思っている。その輸出がどのくらい強いのかというのをみていくと現時点で日本の輸出は世界全部の輸出に対する日本のシェアは3.8%しかない。1位の中国は10%以上、2位の米国も10%を超えている。3位のドイツは約8%ぐらいある。ドイツは日本より人口が少ないが輸出の額は2倍以上もある。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

経済評論家・加谷珪一(VTR)
GDP全体の経済規模の話と国民1人あたりが豊かなのかという事を分けて考える必要がある。例えば中国は日本を抜かして超大国の仲間入りをしているが、15億人も人口がいるので1人あたりの豊かさという意味ではまだ日本に追いついていない。中国は世界第2位の経済大国だが1人あたりのGDPは72位。日本の1人あたりGDPは先進国でトップだったこともあるというような反論も当然出てくるが、ここには数字のトリックがある。日本を振り返ってみてみると日本が競争力が強くなってきているので米国が警戒し「円高にしないさい」というような話になった。1985年の「プラザ合意」により250円だった円があっという間に80円台まで円高になった。日本の円は3倍に高騰してしまった。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

経済評論家・加谷珪一(VTR)
日本は戦後非常に頑張って豊かになりかかったが、すでに他国と比較するとかなり貧しい国になりつつある状況。今、現在日本が世界に冠たる先進国かと言ってしまうとちょっとそれには無理がある。すでにいろいろな面の数字がもう先進国ではないという数字に落ち込んできている。それをみると一目瞭然で例えば豊かさを端的に表す指標である労働生産性はG7の先進国で最下位。実はこの数字は昔から最下位のままで1度もトップになったことはない。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長・孫正義(VTR)
日本は、ほんのこの何年間の間で特に1番大切な技術革命が起きているAI分野で完璧にAI後進国になってしまった。
2019/10/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

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