【あの一言】
<クロスアングル>アフターコロナ・日本の課題
作家・江上剛 安倍政権の7年8か月が経って日本人の30%近くが65歳以上になっている。日本人は変化を求めないできた。国際社会がすごく揺れているのに、日本だけがちょっと蚊帳の外にいる。世界の覇権を狙っている人たちの中を安倍さんはある意味泳ぎ切った。菅さんがなるにしても今後、米国との関係をどれだけがっちりつかんでいられるかが焦点。習近平にしてもプーチンにしても絶対に揺さぶりかけてくることは間違いないが、この辺をどうさばくことが出来るかがこれからの大きな問題となる。
2020/09/11 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
作家・江上剛 日経新聞には「官民合わせて政府保証の融資が合わせて40兆円になってどんどん膨らんでいる」と言う記事があった。地銀や第二地銀などの経営がなかなか苦しい状態にある。今も大変だが、これから今年の後半、来年にかけて、もっと日本経済が厳しくなり、名前のあるような企業も相当な危機になる。日産なども1800億の融資、1300億の政府保証がついた。政府保証がつく意味は普通の状態では貸してくれなくなったということ。大きな企業でも資金繰りにいき詰まるのではないかと言われている。金融庁は、銀行が貸し渋りに走らないようにウオッチしている。
2020/09/11 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
作家・江上剛 地銀全体でいえば7割ぐらいが赤字。今までのように大手のメガバンクとかが応援できるかといえば国際分野での収益を広げすぎて経営がきびしくなっている為、それだけの余裕がメガバンクになくなってきている。そういう中で金融庁から目の敵にされていた北尾さんのSBIが第四のメガバンクとして地銀を統合しようとしていて、頼りがいのあるところになっている。銀行が地域で本当に機能を果たさなくなると地域全体が産業的にもすごく落ち込む。今度の新しい内閣には、根本的な議論をして欲しい。
2020/09/11 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
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