日本は１５年間デフレ経済という特殊な状況にあった。物価は下がるがそれ以上に賃金が下がるということをやってしまった。そこから脱却するためには思いきったマインド、経済政策の発想の転換をしなくてはならないが、２年前に消費税増税をやってしまった。これは財政緊縮なのでそれを打ち消すためには財政出動が必要になる。これから金融政策と財政政策を車の両輪として、積極的にやっていく必要がある。

2016/03/19　日本テレビ[ウェークアップ！ぷらす]

これまで消費税増税の機会が来るたびに日本の学者やエコノミストを中心に点検会合をやってきた。その結果、９割以上が消費税増税をやっても悪影響は軽微であるとして増税を予定通りやれという人達だった。ところが２０１４年に増税をした影響が今でも続いている。それでむしろ初めての試みで日本の外の学者の意見も聞いてみようということになった。

2016/03/19　日本テレビ[ウェークアップ！ぷらす]

スーパーパワー米国が崩壊しつつあってまたバランスオブパワーに戻りつつある。その中で日本の隣国、中国、北朝鮮がどうも国際法を守ろうとしていない。いわゆるプリモダンの国、近代国家として体をなしていない国がそばにいる。いろんな段階の国が東アジアにあるという難しさがある。

2014/11/09　フジテレビ[新報道２００１]

３党合意に基づく消費税増税法案というのは、アベノミクスが始まる以前に決まっていた。消費税増税政策とアベノミクス政策は何ら関係なく方向性が違う。デフレの最中に増税をしてはいけないというのは鉄則なので、３党合意は間違っていた。財政再建をするためにこそ一番いいタイミングを選ぶべき。デフレを脱却するのを確認する前に消費税増税した場合、却って税収が減る可能性がある。トータルで税収が上がるという確信を得た上で増税するのが鉄則。

2014/09/30　ＢＳジャパン[日経プラス１０]

４月の増税から次の増税までは相当間隔を空けた方がいい。来年の１０月はちょっと早すぎる。消費者もある程度（現在の消費税）８％という新しい環境に慣れて、財布の紐がゆるくなるという状況になってから更なる一層の増税というふうにしたほうがより安全だと思う

2014/09/18　テレビ朝日[モーニングバード]

（海外に生産拠点が移ったことで中小企業などへの（円安効果の）波及が弱まっているという意見も聞くが）為替レートが適切な為替レートになってくれば時間はかかるけれども徐々に企業のグローバル戦略という観点から、ある機能は日本に戻そうと、ふさわしい立地条件を考え直すということが起こってくると思うので、一度出てしまうと二度と帰ってこないということではないと思う

2014/09/09　テレビ朝日[報道ステーション]