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2024年05月04日(土)
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【あの一言】
ＴＰＰめぐる日米交渉・懸案項目で事実上の合意
造園家・東京都市大学教授・涌井雅之 本当にわかりにくい。オバマ大統領が最後の記者会見で本音をのぞかせたように国内の政治事情がある。ＴＰＰに関しては議会から外交的な権限を与えられていないところが大きなポイント。つまり交渉したとしてもそれは実務的な交渉であり、案でしかない。失うものではなく得たものは何かを考えることも重要。
2014/04/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
中央大学教授・目加田説子 ＴＰＰをめぐる交渉が実際どうなっているかはまだわからない。気になったのは麻生太郎副総理の驕った発言や、韓国でオバマ大統領が従軍慰安婦問題について発言したことについて政府高官が韓国側に言わされたんじゃないかというようなことを言ってしまうというようなことで、アベバブルというか、どうせ支持率は下がらないというような驕り、思慮深さのなさが見られる。
2014/04/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
時事通信社解説委員長・軽部謙介 今回の結末をどう見るかということで混乱があったが、日本経済新聞は「進展以上合意未満」という言葉を使ったが、これに同感する。歴史的に見ると今回のように経済が日米首脳会談の大きなテーマになるというのは久しぶりのこと。７０年代から８０年代、９０年代と首脳会談を開くたびに経済摩擦が底流にあり、それが大きな問題になっていた。
2014/04/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
岸井成格 将来のことをどう考えるか、中国をどう扱うかということが背景にある。ＴＰＰ交渉を見ていて感じたのは事務レベルでは事実上合意し、詰めて結論が何回も出ているのにそれをフロマン代表にあげるとまた壊れ、オバマさんにあげるとまたさらに壊れて差し戻しになるというようなことを繰り返してきている。そこで見えてくるのはオバマさんとしては中間選挙を控え、目に見える形の成果がほしいということと関税ゼロ、アジア太平洋をいずれは完全な自由貿易圏にするということで、そこに中国が関わってくる。そういう方向性をはっきりと出したかったが、日本は自民党、国会の決議もそうだが、段階的であっても関税撤廃は絶対に許さない立場なので、そこで完全にぶつかっている。そこの調整がなかなかうまくいかずにこういう結果になっている。
2014/04/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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